21世紀に入り、社会構造は大きく進化していると感じます。
IT技術の発達により、情報網は急速に整備され、情報の高速化・大量化等の進展とともに、人々の生活はより便利に、よりスピード化されてきました。
一方、不安定な世界的な経済社会情勢、少子高齢化の進行や大規模な自然災害(地震・津波・豪雨豪雪等)の発生など、先を見通すことが難しい時代となってきております。
今、教育界に求められているのは、児童・生徒の「個性」の伸長と、社会の急激な変化に主体的に対応する力、いわゆる「生きる力」の育成です。
私立学校は、それぞれ独自の建学の理念に基づき、学業やスポーツ・文化活動に力を注ぎ、素晴らしい実績をあげると共に、人間教育や人格の涵養のための諸々の教育活動を通じて、地域社会に貢献できる力の育成に努めております。
平成26年4月1日、山梨県の私学団体は、私学の特性である自主性を重んじる中で、公益の増進をより一層図るため、幼稚園から高等学校に至る学校間の緊密な連携と校種間の円滑な接続を目指して、幼稚園59園、小学校2校、中学校4校、高等学校11校が加盟する「公益社団法人山梨県私学教育振興会」として、新たなスタートを切りました。
発足にあたり、山梨県の幼児・児童・生徒がこれからの時代の大きな変貌に対し、求められる力を確実に身に付け、それぞれの持つ可能性を最大限に伸ばす新たな取り組みを支援するため、次の将来ビジョンを共有して、教育活動を行うこととしたところであり、今後も引き続き取り組みを深めてまいります。